歯周病治療
歯周病治療は、歯と歯茎の健康を保つために行われる治療です。歯周病は、歯茎の炎症や歯を支える骨の破壊を引き起こす病気で、放置すると歯が抜け落ちることもあります。歯周病治療は、歯茎の健康を回復し、歯を長く保つために必要なプロセスです。
歯周病治療が必要な場合は以下のような症状が見られるときです。
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正常な状態
- ピンクで引き締まった歯肉
- 歯肉溝は1mm程度
- 歯周組織に保持されている
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歯肉炎
- 歯に歯垢・歯石がつく
- 歯肉が炎症をおこして赤く腫れる
- 歯肉溝が少し深くなる
- ブラッシングで出血する
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歯肉炎(軽度)
- 歯肉が腫れ赤紫になる
- 歯周ポケットが深くなる
- 歯槽骨が溶けはじめる
- ブラッシングで出血する
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歯肉炎(中度)
- 歯肉は大きく膨らみ赤紫
- 歯槽骨が溶け歯が動くようになる
- ブラッシングで膿や血が出る
- 口臭が気になりはじめる
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歯肉炎(重度)
- 歯肉は大きく膨らみ赤紫
- 歯肉が後退して歯が長く見える
- 歯がグラグラになり、やがて抜ける
- 食事をしただけで膿や血が出る
- 口臭が強くなる
スケーリング
歯の表面や歯茎の下に付着した歯石やプラークを除去します。
ルートプレーニング
歯の根の表面を滑らかにし、再び歯石が付着しにくくします。
抗菌療法
抗菌薬を使用して、歯周病菌を減少させます。抗菌薬は口腔内に直接塗布する場合や、内服薬として処方される場合があります。
歯周外科手術
重度の歯周病の場合、歯茎を切開して深部の歯石を除去したり、骨の再生を促す手術を行います。
メインテナンス治療
歯周病治療後も定期的なメインテナンスが必要です。定期的なクリーニングや検診を受けることで、再発を防ぎます。